「リモートワークで働きたいけれど、自分にできる職種があるのか分からない」——そんな方に向けて、リモートワーク(在宅勤務)で働きやすい職種を、未経験からの始めやすさとあわせて一覧で解説します。リモートワークは職種によって向き・不向きがはっきり分かれます。パソコンとネットで完結する仕事ほどリモート化が進んでおり、未経験から挑戦できる求人も増えています。この記事では、未経験でも始めやすい職種と、スキルを身につけて目指す専門職に分けて、仕事内容・必要スキル・想定年収の目安まで紹介します。
なお、リモートワークの意味や求人の探し方など全体像は「リモートワークとは?求人・職種・始め方を完全ガイド」で解説しています。あわせて読むと、職種選びから応募までの流れがつかめます。
リモートワークの職種を選ぶ前に知っておきたい3つの視点
自分に合うリモート職種を見極めるには、次の3つの視点で候補を絞るのが近道です。
- オンラインで完結するか:業務がパソコンとネットで完結する職種ほど、フルリモート求人が多くなります。
- 未経験可の求人があるか:同じ職種でも、未経験歓迎の入り口があるかどうかで挑戦のしやすさが変わります。
- 需要が伸びているか:人手が足りず採用意欲の高い分野ほど、未経験からでも入りやすい傾向があります。
【未経験でも始めやすい】リモートワークの職種
まずは、専門的な実務経験がなくても挑戦しやすい職種です。基本的なPC操作とオンラインツールに慣れていれば、応募のスタートラインに立てます。
データ入力
- 仕事内容:指定された情報をフォーマットに沿って入力・整理する仕事。マニュアルが整っていることが多く、作業が中心です。
- 必要スキル:基本的なタイピングとExcelなどの表計算ソフトの操作。正確さと集中力が重視されます。
- 未経験の始めやすさ:★★★(非常に始めやすい)。未経験可の在宅求人が多く、リモートワークの入り口として定番です。
- 想定年収の目安:約250〜350万円(時給制の場合は1,000〜1,300円前後が目安)
オンラインアシスタント・オンライン秘書
- 仕事内容:スケジュール管理、メール対応、資料作成、リサーチなど、バックオフィス業務をオンラインで幅広く代行します。
- 必要スキル:ビジネスメールのマナー、基本的なオフィスソフト、チャットツールの操作。丁寧さと段取り力が活きます。
- 未経験の始めやすさ:★★★(始めやすい)。事務経験があると有利ですが、未経験可の求人も増えています。
- 想定年収の目安:約250〜400万円(時給制は1,200〜1,800円前後が目安)
カスタマーサポート・カスタマーサクセス
- 仕事内容:チャット・メール・電話で顧客の問い合わせに対応する仕事。近年は在宅対応の求人が拡大しています。
- 必要スキル:丁寧なコミュニケーション力と文章力。商品知識は入社後の研修で身につけられる場合が多いです。
- 未経験の始めやすさ:★★☆(比較的始めやすい)。接客・販売の経験を活かしやすく、未経験歓迎の求人もあります。
- 想定年収の目安:約300〜400万円
Webライター・編集アシスタント
- 仕事内容:Web記事やコラムの執筆・編集を行う仕事。ネット環境があれば場所を選ばず取り組めます。
- 必要スキル:読みやすい日本語の文章力とリサーチ力。SEOの基礎知識があると単価が上がりやすくなります。
- 未経験の始めやすさ:★★☆(始めやすい)。クラウドソーシングで小さく実績を作ってから応募すると採用されやすいです。
- 想定年収の目安:約300〜500万円(実力・案件量により幅があります)
SNS運用・SNS運用アシスタント
- 仕事内容:企業アカウントの投稿作成、コメント対応、簡単な分析などを担当します。
- 必要スキル:各SNSの利用経験、文章・画像作成の基本、トレンドを追う感度。専門ツールは入社後に習得可能です。
- 未経験の始めやすさ:★★☆(始めやすい)。日常的にSNSを使っている人なら、その感覚を活かせます。
- 想定年収の目安:約300〜450万円
【スキルを身につけて目指す】専門職のリモート職種
次に、一定のスキル習得が前提となるものの、リモート求人が豊富で年収も伸ばしやすい専門職です。未経験からでも、学習と小さな実績づくりを経てキャリアチェンジする人が増えています。
Webデザイナー・UIデザイナー
- 仕事内容:Webサイトやアプリの見た目・使いやすさを設計する仕事。制作物の共有がオンラインで完結します。
- 必要スキル:Figma・Adobe系ツールの操作、デザインの基礎、HTML/CSSの理解があると強みになります。
- 未経験の始めやすさ:★★☆(学習前提だが挑戦者が多い)。ポートフォリオを作れば未経験からの転職も狙えます。
- 想定年収の目安:約350〜550万円
Webマーケター・広告運用
- 仕事内容:データ分析をもとに集客や販売促進の施策を設計・運用する仕事。数字で成果を示しやすい職種です。
- 必要スキル:アクセス解析ツール、広告運用の知識、論理的思考力。分析と仮説検証のサイクルが求められます。
- 未経験の始めやすさ:★★☆(学習前提)。事務やライターからのステップアップ先としても人気です。
- 想定年収の目安:約400〜700万円
エンジニア・プログラマー
- 仕事内容:システムやアプリの開発・運用を行う仕事。フルリモート求人が最も多い職種の一つです。
- 必要スキル:プログラミング言語(例:Python、JavaScriptなど)の実装力と、課題解決の姿勢。
- 未経験の始めやすさ:★☆☆(学習に時間はかかるが需要が大きい)。学習と制作実績づくりを経て転職する人が多い分野です。
- 想定年収の目安:約400〜800万円以上(スキル・経験により大きく変わります)
動画編集
- 仕事内容:撮影素材のカット、テロップ・BGM挿入などで動画を仕上げる仕事。データのやり取りで完結します。
- 必要スキル:編集ソフト(Premiere Proなど)の操作と、構成のセンス。案件を通じて上達できます。
- 未経験の始めやすさ:★★☆(学習前提だが独学しやすい)。副業から始めて実績を作る人も多い職種です。
- 想定年収の目安:約300〜500万円
経理・人事などの管理部門
- 仕事内容:会計処理、給与計算、労務管理などのバックオフィス業務。クラウドツールの普及で在宅対応が進んでいます。
- 必要スキル:簿記や労務の知識、対象ツールの操作。実務経験があるとリモート求人を見つけやすくなります。
- 未経験の始めやすさ:★☆☆(実務経験があると有利)。経験者はフルリモート求人へ移りやすい職種です。
- 想定年収の目安:約350〜550万円
※想定年収はあくまで一般的な目安です。実際の金額は、経験・スキル・企業規模・雇用形態(正社員/業務委託など)によって大きく変わります。
リモートワークに向いている職種の共通点
紹介した職種を見ると、リモート化しやすい仕事にはいくつかの共通点があります。職種選びの参考にしてください。
- 成果物やデータで仕事が完結する:物理的なモノや対面対応を必要とせず、オンラインで受け渡しできる。
- 個人で進められる業務が多い:常時その場での連携を必要とせず、自分のペースで進めやすい。
- 成果が可視化しやすい:納品物や数値で評価できるため、働く場所を問われにくい。
逆に、接客・製造・医療・物流・建設など、現場での対応が欠かせない職種はリモート化が難しい傾向にあります。
未経験からリモート職種に就くコツ
未経験からリモートワークの職種に就くには、応募前の準備が結果を左右します。次の順で進めるのが効果的です。
- 入り口の広い職種から検討する:データ入力・オンラインアシスタント・ライターなど、未経験可の求人が多い職種から始めます。
- オンラインツールに慣れておく:チャットやオンライン会議、クラウドツールの基本操作は事前に習得しておきます。
- 小さな実績を作る:クラウドソーシングや副業で実績を作ると、在宅で働ける証明になり採用で有利です。
- 応募書類で適性を示す:自己管理力やオンラインでの業務経験を、具体的なエピソードでアピールします。
リモートワークが難しい職種
希望職種がリモート向きかを事前に知っておくことも大切です。次のような現場対応が中心の職種は、完全リモートが難しい傾向にあります。
- 接客・販売(店舗での対面対応が中心)
- 製造・技能職(設備や現場作業が必要)
- 医療・介護(対人ケアが中心)
- 物流・配送(現場・移動を伴う)
- 建設・現場監督(現地での作業・確認が必要)
これらの職種でリモートを希望する場合は、関連するバックオフィス職や、オンラインで完結する隣接職種への職種転換も選択肢になります。
リモートワークの職種に関するよくある質問
Q. 未経験でも始めやすいリモート職種は?
データ入力、オンラインアシスタント・オンライン秘書、カスタマーサポート、Webライター、SNS運用などは、専門的な実務経験がなくても挑戦しやすい職種です。まずは基本的なPC操作とオンラインツールに慣れることから始めましょう。
Q. リモートで年収を上げやすい職種は?
Webマーケターやエンジニアは、スキルと実績を積むほど年収を伸ばしやすい職種です。未経験からでも、学習と小さな実績づくりを経てキャリアチェンジする人が増えています。
Q. 資格がなくてもリモート職種に就けますか?
多くのリモート職種は資格必須ではありません。実務で使えるスキルとオンラインでの業務適性を示せれば、資格がなくても採用は十分に可能です。ただし経理などの一部職種では、簿記などの知識があると有利になります。
まとめ|職種選びがリモートワーク成功の第一歩
リモートワークで働けるかどうかは、職種選びで大きく決まります。未経験なら、データ入力・オンラインアシスタント・カスタマーサポート・ライター・SNS運用など入り口の広い職種から。将来的に年収を伸ばしたいなら、デザイナー・マーケター・エンジニアなどの専門職を、学習と実績づくりを通じて目指すのがおすすめです。
職種の当たりをつけたら、次は求人の探し方と見極めが重要になります。リモートワークの全体像と応募までの流れは「リモートワークとは?求人・職種・始め方を完全ガイド」で解説しているので、あわせて活用してください。