年収とは?手取り・額面・所得との違いをわかりやすく解説
公開: 2026/07/07 ・ 著者: 与謝秀作
年収とは何かをはじめ、手取り・額面・所得との違いをわかりやすく解説。額面は税金・社会保険料を引く前の総支給額、手取りは引いた実受取額(目安は額面の約75〜85%)。所得税・住民税・社会保険料の内訳や、給与所得・課税所得との違いも紹介します。

公開: 2026/07/07 ・ 著者: 与謝秀作
年収とは何かをはじめ、手取り・額面・所得との違いをわかりやすく解説。額面は税金・社会保険料を引く前の総支給額、手取りは引いた実受取額(目安は額面の約75〜85%)。所得税・住民税・社会保険料の内訳や、給与所得・課税所得との違いも紹介します。

「年収」と聞いてイメージするのは、額面でしょうか、それとも実際に使えるお金でしょうか。求人票の年収と、口座に振り込まれる金額が違って戸惑った経験がある人もいるはずです。この記事では、年収とは何かをはじめ、「手取り」「額面」「所得」との違いを、具体例を交えてわかりやすく解説します。
※税率・社会保険料率・控除額は年度や制度改正で変わります。本記事の割合や目安はあくまで概算です。正確な金額は給与明細や国税庁・各保険者の情報でご確認ください。
年収とは、1年間(1月1日〜12月31日)に会社から支払われた給与の総額のことです。基本給に加えて、残業代・各種手当・賞与(ボーナス)を合計した金額で、税金や社会保険料を差し引く前の「支払われた総額」を指します。
この「差し引く前の総額」が、次に説明する『額面』と同じ意味です。求人票や年収証明で示される年収も、基本的にこの額面の金額です。
年収まわりで最も混同しやすいのが「額面」と「手取り」の違いです。結論から言うと、額面は引かれる前、手取りは引かれた後の金額です。
額面とは、税金や社会保険料が差し引かれる前の総支給額です。月単位なら「額面月収(総支給額)」、年単位なら「額面年収(=年収)」となります。給与明細では「総支給額」の欄がこれにあたります。
手取りとは、額面から税金と社会保険料を差し引いて、実際に口座へ振り込まれる金額です。計算式は次のとおりです。
手取り = 額面 -(社会保険料 + 所得税 + 住民税)
手取りは、一般的に額面の約75〜85%が目安とされます。所得税は収入が上がるほど税率が高くなる累進課税のため、年収が高い人ほど手取りの割合は下がる傾向があります。
手取り率は、年齢(介護保険の有無)や扶養家族、住んでいる自治体などによっても変わります。
額面から手取りになるまでに引かれるのは、大きく「税金」と「社会保険料」の2つです。
新社会人は、住民税が2年目から発生するため、1年目より2年目のほうが手取りが減ったと感じることがあります。
「年収」と混同されやすいのが「所得」です。所得は税金を計算するための考え方で、年収そのものとは異なります。
つまり、年収(額面)から順に控除を引いていくと、給与所得 → 課税所得となり、課税所得に税率をかけたものが所得税です。年収がそのまま課税対象になるわけではない点がポイントです。
年収・手取り・額面・所得は似ているようで、指す金額が異なります。違いを理解しておくと、給与明細や求人票を正しく読み解けるようになります。
自分の手取りは給与明細で確認できます。額面と手取りの差を把握しておくと、家計や転職時の年収比較にも役立ちます。